富士通リストラの実態明らかに
富士通のリストラ問題を考えるシンポジウム

三月二十四日、第四次富士通総行動の締めでもある「富士通のリストラ問題を考える」シンポジウムが、須坂市の「光臨閣」で、県労連等から約百名が参加し開かれました。支部からはパネラーとして参加の石井委員長他9人(職場から5人)が参加しました。また、今年の四月から、衆議院の「厚生労働委員」となられる共産党の木島日出夫議員も参加しました。
 シンポは、「富士通リストラで地域はどうなる」をメーンテーマに、藤田桜美林大学教授、中村富士通労組員、滝沢弁護士、支部石井委員長をパネラーに、それぞれから15〜30分の報告をして戴いた後、報告に対する意見等について11人が発言し、活発なシンポジウムになりました。

【ものつくり基盤の危機】
藤田教授は、「富士通は、94年頃からリストラを行い、現在は第二次リストラとして生産体制再編のなかで、不採算部門の切り捨てや広域配転を伴う事業再編を行なっている。モノづくり基盤の危機、地域産業の喪失・破壊の危機」と、富士通のリストラ策を批判しました。
【富士通リストラで3人自殺】
富士通の中林さんは、「富士通は、『館林→熊谷→山形→タイ工場→フィリピン工場』の『玉突き』『広域配転』を実施、計画している。女子の深夜労働も増えている。ストレスは極度に達し、子供と家族に大きな犠牲を強いている。行き先が決定しない不安な状態も続いている。富士通須坂で二人、しなの富士通でも一人の自殺者が出ている。リストラは『事業再構築』のはずだが、目先の利益を追求しているだけで、再構築になっていない」と、富士通リストラの実態を明らかにすると共に、従業員を大事にする姿勢への転換を求めました。
【努力で展望開ける】
支部石井委員長は、富士通の高見澤電機と労働組合つぶしの手口、狙い等について、わかり易く解説した後、「全面解決協定(労働条件の変更は事前に協議し、合意の上実施)が武器になった」「99年の攻撃に百人が残った」「まじめな労働組合、闘う力があった」「第三者機関での違法性の追求」「強力で幅広い支援体制」が、これまでのたたかいの教訓であることを報告するとともに、まとめの発言では、「リストラの嵐の中で暮らしが大変。団結して、幅広くたたかっていくことが大事。努力していけば展望は開ける。引き続き支援をお願いしたい」とも訴えました。
【今は国家的リストラ】
滝沢弁護士は、「最近のリストラは、国と一体となった『国家的リストラ』であるとして、『労働組合の必要性と原則的な闘い』『関係法令の熟知』『経営分析』等の重要性について訴えました。
【国会で頑張る】
挨拶にたった木島日出夫議員も、「富士通等の多国籍企業が国家とタッグを組んでリストラを進めている」「労働者のいきる道を断ち切るもの」真実を世論に知らせ、地域と共に闘う」「全ての階層が連携してたたかう」必要性を訴えるとともに、自らも国会の場で頑張る決意を表明しました。
【世論に訴えよう】
  JMIUの下村中央副委員長は「全てが破壊されていくリストラに怒りをおぼえる。日産リバイバルプランの闘いで、世論に訴えることによって、首切りを阻止することができた。このようなシンポジュウムを広い範囲で実施していくことが必要」と訴えまし田。


かつての「信頼と創造の富士通」が、「陰湿な富士通」に変貌した実態がより明確に
なったシンポジウムでした。(報告 白江)